いつの頃からか、兄弟二人だけで
遊ぶこともできるようになり、
気がつくと部屋のドアを閉めて親に内緒で
遊ぶこともするようになりました。
私は、遊びに加わらなかったとしても
何をしているかは見ていたいので、
二人で遊んでいる部屋のドアを開けると、
『ダメ!入ってきちゃダメ!!』
と二人に怒られます。
すぐに部屋の外に押し出されます。
私も妻もダメ、二人だけの時間のようです。
親抜きで遊ぶというのは、
成長する上で大切なことなんだろうなー
と思っています。
もちろん私は大人ですから、
邪魔しないように我慢しています。
我慢はしているんですが・・・
やっぱり何をしているのか
気になるんだよな~・・・
子供の言葉を思い出す・・・
『入ってきちゃダメ』
・・・
入らなきゃ大丈夫・・・
つまり・・・聞くのはありってことですね。
はい、理解ある大人ですね。
しっかり聞くことにしました。
ドアの近くに行き、耳を澄ますと…
ごっこ遊びをしていました。
この時のごっこ遊びは、
兄は王様、弟は家来という設定でした。
しばらく聞いていると、不思議なやり取りが。
弟(家来)『王様、ゾンビを倒しました』
『良くやったって言って』
兄(王様)『良くやった』
『宝をやろう、これはダイヤだ。』
『ありがとうございますって言って』
弟(家来)『ありがとうございます』
『どこで倒したかって聞いて』
兄(王様)『どこで倒したんだ?』
弟(家来)『こっちです』
なにこのやり取り・・・。
自分の考えるストーリーの
相手に言ってほしい言葉を要求して、
要求された方はしっかりそれに応える。
従順な二人と言っていいのか、
相手に要求し言わせる傲慢な二人と言っていいのか、、、
二人それぞれのストーリーが合っているかは
よく分かりませんが、ニヤニヤしながら
楽しく聞かせていただきました。
二人はごっこ遊びを、
自分が役を演じたり、人形やトミカ、
ラジコンの戦車やブロックで作ったものを
操作しながらそのものに成り切ったりと
様々な設定やキャラクター、
様々な道具を使って楽しんでいます。
ごっこ遊びは、
表現力、想像力、創造力、言語力などなど
様々な力を養ってくれると言われているので
楽しければどんどんやってくれればいいなと
思っています。
お父さんを混ぜながらね!!!
長男は今年の4月から2年生になるので、
きっと親なしで友達と遊ぶことを
少しずつ覚えていくんだろうなと思っています。
兄弟だけでなく友達とも遊び、
徐々に親と遊んぶ時間が
少なくなってくるんですよね・・・。
成長として嬉しいような・・・寂しいような・・・。
子供が産まれてからずっと大切にしている、
家族みんなで過ごす時間、子供と遊ぶ時間は
子供の成長とともに、
減っていくもんなんだなと実感しました。
改めて、
今、この瞬間しか経験できないことを
大切にしていこうと強く思いました。
・・・なので
二人に怒られるまでは、
めちゃくちゃ耳を立てながら
兄弟二人の時間をドア越しに
楽しんでいこうと思います。
ではまた~。